2020-07-12

4時半起床。昨夜書いた自作の短編小説を読み返し、訂正を加える。人生初の小説だ。書いていて面白かった。サイモン&ガーファンクルを聴く。丁寧に歯を磨き顔を洗う。日焼け止めクリームを塗る。トイレで用を足しながらリチャードブローティガン著作の「西瓜糖の日々」を読み返す。5年ほど前に一度読んだ小説だ。懐かしさを感じる。作家は確か小説の発行部数が増えた事がプレッシャーとなりノイローゼになった。売れてない時の生活の方が彼にとっては幸せだったと何かの本で読んだ記憶がある。最終的に銃自殺した。部屋干しした洗濯物がまだ乾いてないので扇風機の風をあてる。外は小雨。地下鉄で天神へ向かう。車内、マークヴォネガット著作の「エデン特急」を読む。大自然に暮らすヒッピーの生活が読んでいて心地良さを感じる。自給自足の生活。肉や魚はなるべく食べずに菜食を好む。1日5、6時間の肉体労働後、川でひと泳ぎする。夜は読書したり、手紙を書いたり、楽器を鳴らしたり、おしゃべりをする。読んでいてとても素晴らしい生活に思える。ただ、人と接することが苦手な私には団体生活は苦しいだろう。できれば1人で旅するヒッピーになりたい。ジャックケルアック著作の「路上」の最初の方に出てくる登場人物、「ミシシッピジーン」のような生き方をしたい。彼は浮浪者でアメリカの端と端を往復する旅を繰り返しながら生きている。特に知らない場所を目的に旅するのではなく、生涯同じ場所を何度も何度も往復する。粗末な衣服に身を包み、貨物トラックの上で時折瞑想する彼の生き方が自分には魅力的に思える。