あすなろ白書 エンディング

松岡が、死んで、僕らの、文学兼音楽サークルの、みんなで、集まっても、どことなく、気まずい雰囲気が、流れていた。

そして、僕らが、4年生の、桜が散る頃、僕らの、音楽サークルも、やがて、終わり、迎えようとしていた。そう、みんな、新しい道を、歩き出した。メイクアップ講師になる夢を、叶えようと、上京した者、地元に残って、とりあえず、家業を、手伝いながら、もう少し、これからの、生き方を、模索したいという者、専攻大学の、教授の、研究室の下で、ミクロン生物の、要受胎について、腰を据えて、研究してみたいと言う者。
僕?僕は、そう、一つ、今だ、決着がついていないものが、一つあるからさ、それを、僕なりに、納得いくまで、そうだね、答えとまで、カッコいい呼び方では、ないんだけどさ、そう、つまり、鳴海のことを、しっかり、整理してからかな。あとのことは。
今の時点では、なんだけどさ、そう、鳴海との、イザコザが、解決したら、まぁ、とりあえず、家の裏を流れる、小川でのんびり、晴れた日の、雲☁の、長さを、計って、残りの人生を、つぶしていこうかなと、そう、今のところは、考えてんだ。

汗をかいて、目覚めた朝、僕は、冷たく、冷やされた、カルピスを、冷蔵庫から取り出し、これでもかと言うくらい、思い切り、飲み干した。
そして、ぼんやりと、地球🌏の、自転運動について、思いを、はせた。なぁんだ、みんな、結局のところ、一緒なんだね。とりあえず、一人がってんした僕は、お日様の下で、パリッと、乾いた、柔軟剤の、ツンと香る、真っ白いTシャツに、ベージュの、ショートパンツを、はき、ビーチサンダルに素早く、足を通すと、思い切り、玄関の、ドアを、力任せに開いてみた。外は、すっかり、夏の香りが、立ち込めており、これでもかというくらい、蝉たちの、鳴き声だけが、嫌に耳に響いた、その鳴き声は、僕の頭を、一瞬、クラクラと、させた。一瞬、外へ出ることを、ためらった僕は、【やれやれ、これじゃ、今までの、僕と、まるでおんなじじゃないか】
それから、少し、サイズの合わない、ビーチサンダルを、引きずるように、そう、僕は、かまわず、ズンズンと、前えへ、突き進んでいった。

すると、不思議なことに、天から、こんな声が、聞こえてきた。

「これからこらから、これからじゃよ、慎吾」と。