2022-03-01

曇り、雨、曇り。午前八時前起床。今日から三月だ。午前九時半、精神病院の診察とデイケア参加。去年の暮れから私は統合失調症の治験薬を毎朝服用している。副作用は特に無い。毎日治験薬を服用することでいくらか金が入る。今の私の収入はB型作業所の工賃と治験薬の収入と障害基礎年金の月七万円で生活している。足りない分は昔働いていた時の貯金を切り崩している。今の私は物欲は無いし、酒、タバコ、ギャンブルを一切しないのであまり金を使うことが無い。月に使う出費は家賃と食費と光熱費のみだ。貯金もまだあるのでしばらくは今の生活を続けても問題ない。しかし、いつまでも貯金を切り崩して生活するわけにはいかないので一応A型作業所を目指している。A型作業所に通所すれば今のB型作業所よりかはいくらか金がもらえる。現在読んでいる本は清水精一著「サンカとともに大地に生きる」という本だ。著者は一八八八年生まれ。大学卒業後、事業会社創立に参加するが自分のやっていることに疑問を感じ途中で退職し裸一貫、禅寺で三年間厳しい修行に励む。その後、元々住職になるつもりはなかったので禅寺を後にして、山奥に掘っ立て小屋を建て一人独居生活をはじめる。しかし、独りで生きていく孤独を感じ、人間の触れ合いの大切さに気づき大阪のドヤ街で日雇い労働者として働きはじめる。ある日、道端で乞食をしている子供に声をかけ山奥の山窩(サンカ)の集落を発見する。乞食を主な収入源として生きている山窩(サンカ)に強く心を惹かれ著者自身、山窩(サンカ)の仲間に入れてもらい一緒に暮らすようになる。著者自身、山窩とともに乞食をしながら生きていく。と、まぁここまでが本のあらすじだ。久しぶりに面白い本に出会えた。今日のデイケアでは午前中室内ウォーキング、午後は映画鑑賞で「風の谷のナウシカ」を観る。三時半デイケア終了。徒歩で断酒会に向かう。腹が減った。