【夢占い】

子供の頃に、「夢占い」っていう本を買ってもらったんです。表紙は、一匹の蝶が描かれていました。内容は、よくある、こんな夢を見たときは、あなたの精神状態はこういう状態になってますよ、てきなことが書かれていました。その中に、子供心にどうしても気持ち悪く感じた夢の話しが書かれていました。今でも、よく思い出します。家族、皆で食卓を囲む夢です。勿論、夢をみている自分も家族の中に含まれています。ただ、一つだけ奇妙なことに、その家族の中に一人の浮浪者もまじって食事をしているのです。見たこともない男性の浮浪者です。それにも関わらず、自分以外の家族はなんらいつもの食卓と変わらないように振る舞って食事をとっているのです。誰も、その一人の浮浪者に違和感を感じずに食事をとっているのです。浮浪者が見えてないわけではないのです。ただ単に、その浮浪者が今までもいたかのように接しているのです。そして、その浮浪者は、自分の正面に座り食事をしているのです。