結局、君は、私から、言わせれば、そう、まだ、二流なのだよ。その、つまり、音を、はずしたときに、それを、周りに、告知したい、衝動に、襲われるということはだよ、つまり、その、音を、はずしたという事実を、自分自身が、ちゃんと、気づいているよ、と、言うことを、つまりは、周りに、そう、つまり、理解してもらいたのだろう。君は。何故なら、そう、音をはずしたことに、気づかずに、そのまま、歌ってしまうと、自分の音痴を、聴いている、観客に、そう、さらけだす、恐れに、そう、君が、恐れているからなのだろう、つまり、君は。
しかし、それが、結局、そう、崇高な、芸術家とは、私から、言わせれば、そう、つまり、そういうことなのだよ。崇高な芸術家は、もう、完全に、自分の芸術のなかに、浸りきっているわけだから、その、音をはずしたことさえ、もう、どうでも、いいのだよ。つまりは。そう、そんなことに、ヒヤヒヤしているうちは、つまり、その他者に、良い格好を、見せたいという願望に、押しつぶされているうちは、凡人なんだよ。つまりはね。頭が、馬鹿に、なるまで、君は、麻薬に、ドップリと、浸かる、必要が、私から、客観的に見たら、そう、思う、今日この頃なのだよ、つまりは。
