2023-10-31②

精神病院のデイケアの午前のプログラムは、職員と利用者でコスモスを見に行く。徒歩。晴れわたって、清々しい気持ちで歩く。Tumblr、インスタグラムに投稿する写真を撮る。撮影に夢中で、気付いたら民家の庭に入っており、職員に注意される。コスモスを摘んでいる利用者の後ろ姿を、こっそり撮影していたところ、振り返られて、撮影していたことがバレる。が、特に何も言われず。デイケアの昼飯は、焼き魚とカボチャの煮物とお吸い物とデザートに林檎。食欲がなく、白飯と焼き魚とカボチャの煮物を残す。午後のプログラムは何をやっているのかわからなかったが、特に知ろうともせず、スマホを触ったり、読みかけのノルウェイの森を読み進める。主人公、ワタナベ君は、自殺した親友キズキの恋人である、直子の入所する、入り組んだ森の中の療養所へバスで向うシーン。直子は、恋人キズキの自殺で精神状態が狂い、大学をあえて地元から離れた東京にしたのだ。偶然、東京の電車の中で、キズキの親友であるワタナベ君に再開し、二人はポッカリと心に空いた穴を埋めるように、日曜ごとに会うようになる。主人公ワタナベ君は、恋人の死により、高校時代と比べて、物静かになった直子にいつしか、心を惹かれるようになる。二人は、直子のアパートでささやかな誕生祝いをする。その夜、二人は交わる。数日後、直子のアパートへ訪ねたワタナベ君は、直子がアパートをひきはらったことを知る。仕方がないので、ワタナベ君は、直子の実家へ手紙を書く。ある日、直子から折り返しの手紙が届き、直子が、大学を休学し、森の中の精神病者の療養所へ入っていることを知る。午後三時二十分、デイケア終了。セブンイレブンでタルタルフィッシュバーガーと、カップうどん、コーラ、タバコを購入。スマホのバッテリー残がほぼないが、道すがら、写真撮影を続ける。良い写真が連続で撮れる。最後は、アパートの直ぐ側、車か人間の足によって踏み潰されたカマキリの写真。アパートへ帰り、シャワーを浴び洗濯物を洗濯機へ放り込む。コンビニで買った晩飯に、うすしお味のポテトチップスを食べる。テレビをつけ、「ただいま」を観る。ホラン千秋がまた髪型を変えてニュースを伝える。私が見たところ、昨日と比べて前髪が特にかわったように見受けられる。民家に、絶滅危惧種である狐が出没し、おかしな鳴き声で鳴いていたとことを報告する。なんでも狐は、性質上、通常人間の住む区域にはあしを踏み入れないとのこと。日記をつける。