マンションの、砂利庭で、ケンケンパをする、絶世の美少女との、想い出。

2週間くらい前、コーラ片手に、俺、歩いてたらさ、ここの、マンションの、砂利庭で、一人の女の子が、今どき珍しく、ケンケンパ、やってたんよ。小学校4年生くらいの、女の子。髪は、サラサラで、縛ってたな。で、ひと目見て、幽霊の、女の子って、わかったんよ。なんでかっていうと、この世の者には、見えない、清らかさ、顔、風貌が、驚くほど、美しかったんよ。で、チラッと、コーラ飲んでる、俺の方を見て、また、ケンケンパに、戻って、遊んでたんよ。で、俺、なんか、話したい気持ちに、なったんやけど、彼女の、美しさに、弾き飛ばされて、言葉なんか、とてもじゃないけど、出てこんかったんよ。で、普段の俺なら、誰かれ、かまわず、写真や、動画に、おさめるんやけど、そんな愚かな行為が、おこがましくて、とてもじゃないけど、スマホなんか、その子に、向けることは、できんかったんよ。で、とりあえず、その子を、後にして、前に、歩いていったんよ。名残惜したかったけど。ただ、前に歩いてて、すぐに、もう一度だけ、彼女の、美しさを、も一度だけ、見たくなって、振り返ったんよ。そしたら、その子、ケンケンパやめて、歩道に、出ていたんよ。しばらく、彼女が、俺の進行方向とは、逆に歩きだしたのを、じっと見つめていたんよ。勿論、そうなると、彼女の、後ろ姿やな。で、彼女、コカ・コーラの、自販機の、前で、ピタッと、止まったんよ。つまり、静止したんよ。で、小銭、持ってたんやろな、自販機に、コイン入れて、なんの、ジュースかまでは、判別できんけど、自販機で、一本の、ジュース買ったんよ。で、俺は、なんとなく、また、彼女と、遭遇することは、不可能なんじゃないかと言う、不安な、気持ちのまま、次郎丸駅の、地下の階段を、トボトボと、降りて行ったんよ。

そう、で、気になってるのが、彼女が、一体、なんの、ジュース買ったか❓なんよ。勿論そうなるわな。そう、俺にとって、彼女が、買ったジュースが、コカ・コーラで、あって欲しいんよ。それも、缶の、コカ・コーラではなくて、俺が、飲んでいた、ペットボトルの、コカ・コーラを、買ってくれていたら、俺の、行き場のない、悶々とした、気持ちも、多少なりとも、やわらぐんよ。

彼女から、メッセージ届いたよ。早速。ご想像に、おまかせします、だって。