心の旅

だからなんでって、聞かないで。

だって、そんな、陳腐な言葉を、僕ら、口にしたとたん、そう、ちょうど、真夏の昼下がりに、縁側で、飲み干した、サイダー水の、泡のように、儚く、消えてしまうのだから

 

だからなんでって、聞かないで。

だって、そもそも、僕らの、手にしてるものなんて、いつかは、そう、もろく儚く、消えてしまうのだから。そう、ちょうど、真夏の昼下り、縁側で、寝転んでみた夢のように