小雨、曇り。午前、五時過ぎ、尿意を感じて、目が覚める。トイレで用を足すと、再び、毛布にくるまり、アラームにかけている七時まで、あと二時間も眠れる喜びにかられる。眠りは、すぐにおとずれる。午前七時、アラームの音で目が覚める。また、今日が始まったか、という失望感とともに、布団から這い出る。タバコに火をつけ、ゆっくりと、朝の一服を味わう。トイレへ行き、アヤメの糞処理、飲水のチェック【昨夜の水が、まだ余っている】、それから、キャットフードを、受け皿の中に流し込む。トカゲと亀の、紫外線ライトをオンにする。アゴヒゲトカゲに、昨日与えた、レタスはまだ、残っているが、乾燥のためか、シワシワになっているので、取り除き、冷蔵庫から、生き餌のミルワーム🪱を、ピンセットで数匹つまみ、与える。すぐに、喰いつく。それから、ヒョウモントカゲモドキの水槽にも、ミルワーム🪱を、与える。アヤメ😼は、ヒョウモントカゲモドキが、ミルワーム🪱に喰いつくところを、毎度のこと、興味津々で、身を乗り出して眺めている。アゴヒゲトカゲのほうには、カットレタスも、気持ち少なめに与えておく。歯を磨き、顔を洗い、イソジンでうがいをする。タバコを吸いながら、ヒョウモントカゲモドキの、飲水用の、陶器の器に、ビタミン水が、少なくなっていることに気づく。風呂場の、新鮮な、水道水を容器に入れ、古いビタミン水と、新鮮な水道水のミックスを、再び、ヒョウモントカゲモドキの水槽内へと、設置する。寝間着を脱ぎ、仕事着に着替える。トップスは、最近、新天町の古着屋の、店頭に、セール品として並んでいた、カワイイ、鹿の刺繍がしてある、アイボリーカラーの、薄汚れたスウェット、パンツは、昨日穿いた、デニムのフレアパンツ、ジャケットは、フード付きディッキーズのジャケット【胸には、翼を広げた鷹のバッチと、アルファベットで、YES、NOと書かれた、缶バッチを去年つけたままの状態になっている】を羽織り、軽量タイプの、折りたたみ傘をボストン・バッグに入れ、紺色の紐なしスニーカーを履き、アパートを出る。部屋には、一応、アヤメ😼や、その他の、爬虫類たちがお留守番することになるので、エアコンの暖房はつけたままにしておく。朝の冷え込み度合いにより、エアコンをつけたままにするか、切って出るかの、選択に、いつも迷う。近所の、野良猫集会場の材木置き場に、いつものごとく、キャットフードを、置いておく。それから、小川のほとりにも、カラスや、その他の、鳥類たちのために、キャットフードをパラパラとまいておく。勿論、小川の中にも、キャットフードを少し、流し込む。地下鉄ホームに着くと、今日は、また一段と、人が多い。おそらく、雨が、今朝方降ったことにも、関係があるのだろう。それから、年末ということも含めて。どの車両にも、電車を待っている人たちの列をつくっている。私の最寄り駅は、七隈線の終点に近いので、座れるのだが、二駅三駅、電車が進むごとに、人の数も比例して、多くなっていく。ちょうど、私が、東京に住んでいた頃に、体験した、小田急線や、井の頭線、中央線の、忌々しい、満員電車の思い出が、思い出される。そう、私が、東京に住めなくなったのは、この満員電車も、理由の一つなのだ。午前の稼働、規定のトークスクリプトの冒頭部分を読んでいるときに、「年末なので、忙しい」と、電話に出た、受付や、社長から怒鳴られる。年明けに電話してと、言う社長や従業員は、多いのだが、実際、年明けに電話してみると、今度は、別な理由で断られるというのが、テレアポ職の、あるあるなのだ。結局、アポを伸ばせずに、午前の稼働が終了し、昼休憩に入る。食欲はないものの、とりあえず、外のコンビニへと、向かう。菓子パンを2個購入し、ユーセンの、広いカフェのような、小洒落た休憩所で、先ほどコンビニで購入した、菓子パンを食べる。1個食べただけで、お腹いっぱいになり、つくづく、お腹が空くというのは、生き物にとって、楽しみの一つなんだなと、思う。午後の稼働で、一件の、アポを入れる。その後は、どこにかけても、断られ、本日のアポ成立件数は、一件のみとなる。退勤打刻を押し、事務所を出る。地下鉄に乗り込み、帰宅する。車内いつものごとき、混み合っている。しかし、おそらく、どこの企業も、今日が、仕事おさめだろう。明日からの、電車内は、空いているだろう。太田胃散の、胃腸薬を飲む。最寄り駅、ローソンに寄り、のり弁当を買う。アパートのドアを開けたら、アヤメ😼が、お出迎えしてくれて、ニャッニャッと鳴きながら、私の、太ももあたりに、飛びついてくる。一日、私がいないと、暇だったのだろう。肩から下げている、ボストン・バッグを布団の上に起き、数日、外干ししている、洗濯物たちを、室内へ取り込む。まだ、湿っているので、部屋干しする。シャワーを浴び、食塩水でうがいを、する。汚れた衣類を、洗濯ネットに入れて、洗濯機に放り込み、スイッチをオンにする。アヤメ😼のトイレ砂のなかに、大量の糞があるので、処理する。小さな、アヤメ😼の体からは、想像できないほど、多量の糞だ。普段、食べているキャットフードの量から考えると、あまりにも、多量の糞なので、一体どこに、こんな多量の糞を、蓄えているというのだ。今朝、与えた、キャットフードは、ほんのわずかばりだが、残っているが、ちょうどその時、カリカリと、残ったキャットフードを、アヤメ😼が、食べだす。飲水も、少なくなっているので、水道水の水を入れ、所定の位置に、置いておく。晩飯に、コンビニで購入した、のり弁当を、冷めたまま、食べる。久しぶりに、空腹感を感じる。アヤメ😼は、いつものごとく、食べもしないのに、私が食べている、のり弁の匂いを嗅ぎに、近づいてくる。洗濯機の、終わりのサイン音が聴こえたので、衣類を洗濯機から取り出し、外干しする。終わった洗濯機の蓋は、すぐには閉めずに、しばらく、放置しておく。洗濯槽の中が、水滴による湿気で、カビを、発生させないためだ。たまに、閉め忘れて、次の日まで、空いたままになっているケースがある。夜中に、雨が降ると、口の空いた、洗濯槽の中に、雨がたまっていることがあるので、三十分ほど、経ったら、洗濯機の蓋を、閉じなければ、いけないのだ。数年前から、洗濯槽のカビ取りとか言う、市販の洗剤が、チェーン店の、大型ドラッグストアや、商業施設などで、売られているようだが、衣類を洗濯する、所謂、洗濯洗剤では、駄目なのか?つまり、衣類を、日々、洗濯するだけで、おのずと、洗濯槽の中も、洗浄されるわけだから、洗濯槽の、カビを、除去する、専用の、洗濯洗剤なんか、はたして、必要なのだろうか?そんな私も、過去に、二回だけ、使ったことが、あるのだが。その、洗濯槽の中の、カビ取り洗剤を。先ほど、仕事を終えて、事務所を出た頃からなのだが、息切れが続いており、実にキツイ。まるで、私の半径五メートル以内だけ、空気の層が、薄くなったようだ。アゴヒゲトカゲの、水槽内をチェックして、糞を探す。非常に、分かりづらいのだが、水槽内の底に敷いている、ウッドチップや、道端から拾ってきた、枯れ葉🍂、枯れ枝、小石、土のついた苔を、指で、ほじくり返しながら、探すと、ほじくり返して出てきた、大きめの、ウッドチップの真裏に、糞が、乾燥して、ウッドチップにこびりついているのを、発見する。迷わず、その大きめのウッドチップを、福岡指定のゴミ袋の中に、捨てる。そして、糞があった場所、ピンポイントの位置に、植物由来の、キッチンアルコール霧吹きを、吹きかける。全体的に、乾燥しているので、ビタミン水と、アルコールと、水と、塩でつくった液体を、水槽内の全体に、霧吹きする。亀や、ヒョウモントカゲモドキが暮らす、水槽内にも、同様に、霧吹きする。気づいたら、22時過ぎているので、風邪薬、眠剤、アトピーの飲み薬を飲み、歯を磨き、就寝する。眠りは、数分で、おとずれる。