【風と光と二十の私と】坂口安吾

ラジオ、「小川洋子さん」の「メロディアスライブラリー」(日曜の昼にやってる)で紹介された本。坂口安吾著「風と光と二十の私と」。

主人公は、小学生の教員。クラスで一番の悪大将の男の子が、イジメられっ子の男の子に、万引きをしてくるように命令し、気の弱い、イジメられっ子は、言われるがままに万引きをしてしまいます。そのとき、主人公の教員が、悪大将に言った言葉、「ああ、叱らない、かんべんしてくれる。かんべんしてやる。これからは人をそそのかして物を盗ませたりしちゃいけないよ。どうしても悪いことをせずにいられなかったら、人を使わずに、自分一人でやれ。善いことも(良いことも)、悪いことも自分一人でやるんだ。」