ファンシーラットに、みせられて

しかしさ、やっぱり、良いねぇ

いや、そのさ、飼い慣らされて、

市販の固形の飼育フードを、食べる

ラットよりさ、こうやって、自然界で、

拾ってきた、木の断片をさ、

齧り付く、これぞ、野生の、つまり、山鼠の、

習性、特性、傾向だと、俺さ、こういうの、

見てて、つくづく、思うんだよ。

あぁ、彼らはさ、普段、奥深い、山の中の、木の洞穴とかを、寝ぐらにして、そのへんを、カサカサ、歩きまわつている、昆虫を、捉えたり、こうして、木の根や、木の、切り株、石に付着した、僅かな、水分、なんかを、ペロペロと、舌で、こしとるようにして、舐めて、生きてるんだなぁって、そう、思うわけだよ。俺は。そして、僕は、とても、彼らのことを、愛しているし、彼らもまた、僕のことを、お友達、同類の、生き物だと、ようやく、認めて、くれたんだよ。俺の、普段の私生活をさ、彼らは、見てさ、そうなんだ、君も、僕らと、やってることは、そんなに、変わらないじゃないかと。金がなくなれば、あるものから、たかり、腹が減れば、そのへんに、転がっている、カップ麺を、すすり、眠くなれば、速やかに、床につく。

そう、まさに、僕が、今、やっている生活は、そう、もう、ビートニクを、さらに、超えて、つまりは、突き抜けて、野生動物の、生活形態へと、歩を、進めた、という、わけなんだよ。つまりは、ね。そういう、ことなんだよ。

そう考えるとさ、やっぱり、麻原のやったことは、とても、優秀なんだよ。そう、天でも、そのことを、とても、彼は、今、称賛されて、いるんだよ。勿論、アドルフ・ヒトラーもね。つまりさ、彼ら、二人に、共通して、言えることはさ、野生動物たちに、危害を、加えるのでは、なく、つまり、寄生獣である、不要な、人間たちの、数を、まぁ、つまり、減らしてくれた、これは、とても、称賛に、値する、つまり、天に、富を積む、行為を、彼ら二人は、地上で、見事、やってのけた、という、わけだよ。つまりはね。