人類の祖先、ポリプテルスについて

ポリプテルスは、4億年以上前から存在していたといわれている古代魚で、アフリカ大陸に生息する肉食性の大型熱帯魚です。
現在、ポリプテルスには、計17種(11種+6亜種)いることが確認されています。
その他、ポリプテルスの特徴は、次のとおりです。
・成体平均的な大きさ:70~100cmほどに(野生下では最大120cmになる個体もいる)
・平均的な寿命:約10年(飼育下では15年生きた個体もいる)
・かかりやすい病気:寄生虫、エロモナス病、カラムナリス病、擦り傷

ポリプテルスは、病気にかかりにくく初心者でも飼いやすいのが特徴ですが、最も重要なのが適切な環境で飼育することです。
たとえば、適切な水温が保てていない環境では、病原菌や寄生虫が繁殖しやすくなり、病気の原因となるため環境管理は徹底しましょう。

ガーパイク、ポリプテルスなどの古代魚には大型になるものも多いです。そのために水槽も大きなものが必要で、水槽の水の交換や掃除はとても時間がかかってしまうと思います。こちらでは古代魚を飼う大きな水槽の掃除を少しでも楽にする、飼育方法や掃除方法をご紹介いたします。

 

ベアタンクで飼育する

古代魚などの大型の魚は糞が多く、エサも食べ残すと水槽に溜まってしまいます。
水槽に底砂を入れないベアタンクで飼育すると、プロホースなどで糞や食べ残したエサを吸い上げるだけで簡単に掃除をすることが出来ます。

砂底を入れた方がバクテリアが住み着き、水質が安定しやすいのですが、大型の水槽は小さな水槽に比べて水流が滞る場所が出来やすく、水質が悪化しやすくなってしまいます。そのため水質を悪化させないためにも、ベアタンクで飼育するのも1つの飼育スタイルです。

 

ガラス水槽で飼育する

ガラス水槽はアクリル水槽より比較的傷がつきにくいので、掃除がしやすいです。一般的なスポンジで掃除することが可能で、ある程度強くこすっても傷がつきにくく、水槽の透明感を長く維持することが出来ます。

また、傷つきにくいので水槽についたコケを掃除してくれる、カラープロキロダスやセルフィンプレコを混泳させることも出来ます。カラープロキロダスやセルフィンプレコを混泳させることで、さらに掃除の手間を省くことが出来ます。

 

ろ過材の洗い方

大型水槽の場合はオーバーフローろ過か、上部フィルターを使っている方が多いと思いますが、グラスリングなどのろ過材はどのように掃除しているでしょうか。グラスリングなどのろ過材は、一回の掃除で半分の量を洗うのがおすすめです。

ろ過材にはバクテリアが住み着いているので、一回で全て掃除してしまうと汚れと共に洗い流されてしまいます。半分ずつ洗うことで一回にかかる時間も減り、バクテリアが水質を安定させてくれるので水質が悪化するのも防いでくれます。

静岡市にある当店では、アフリカや南米、アジアなどの様々な地域に生息する、古代魚や熱帯魚を仕入ています。国内の問屋からだけではなく自社の輸入ルートで現地から直輸入仕入れており、養殖されたブリード個体と天然のワイルド個体を販売しております。

静岡市内で直輸入によって仕入れた熱帯魚や古代魚をお探しの場合は、ぜひ当店をご利用ください。 また、熱帯魚や古代魚の飼育方法や管理方法に関する疑問・質問がある方も、お気軽にお問い合わせください。

◆水温と水質管理

古代魚は、熱帯地域に生息する魚のため、水温は比較的高めの25~30℃前後が適温です。
また、古代魚は水質変化に弱い種類が多く、水の交換は慎重に行う必要があり、時間に余裕をもって作業することをおすすめします。
水槽には、酸素を送る「エアレーション」と水質を維持するための「ろ過装置」、水温を一定に保つための「ヒーター」を設置します。
古代魚を飼育する場合、水槽が大型になるため水槽の掃除や水質管理が難しくなりますが、古代魚用の水質調整剤なども上手く使って、水質を一定に保つようにしましょう。

◆エサの選び方

古代魚を扱うショップでは、古代魚用の生餌や人工餌が販売されており、餌の入手に困ることはありません。
生餌には、ミールワームやコオロギ、アカムシ、小型のドジョウや金魚などがあります。
当然、生餌の方が食いつきもよく、喜んで食べてはくれますが、栄養のバランスを考えると、人工餌をメインに、生餌を組み合わせながら与えるのがおすすめです。
また、人工餌が食べられるようになると、生餌が手に入らないような状況でも安心ですよ。