2020-01-23

7時半起床。天神地下街の喫茶店でブログを書いている。先程、イラストレーターの武藤良子さんのブログを読んでいたらライ麦というワードが何回か使われていたので「ライ麦畑でつかまえて」を読みたくなった。作者のJDサリンジャーはかなりミステリアスな人生を送った人で晩年は高い塀を家の周りに立てて誰とも会わずに生涯を終えた。いわゆる人間嫌いだ。私も基本的には人といると緊張して疲れるタイプだから気持ちはわかる。かといって全くの一人になると孤独を感じるのでまだ人間らしいが。しかし、私はどこか寂しい山奥で隠者になりなたいという願望を持っている。そういう意味でソローの「森の生活」は私の憧れの生活だ。必要最低限しか働かず、食べるためだけに働くという生き方に魅力を感じる。大原遍理さんの「20代で隠居」という本を5年ほど前読んだ時まさにソローの森の生活と同じような生活をされていることに衝撃を受けた。当時の大原遍理さんは週2日働いて後の5日は働かず自分のためだけの時間に当てられていた。極力人と会わずに自分の時間を大切にする生き方に魅力を感じた。しかし、本当に誰とも会わないと私の場合精神状態が悪くなるので真似はできないが。結局は寂しがり屋なのだろう。しかし人と会って別れた後、私の発言を思い出しあんな話しなければ良かったなとか、私の発言で相手に嫌な気分にさせたんじゃなかろうか?とか考えてすごく疲れる。それだったらなるべく人と会わずに生活した方が楽だよねってなるのだ。難しい問題だ。