2021-09-02

曇り晴れ。7時20分起床。昨日、本屋に注文していた本が届いたと連絡がある。メイ・サートン著「独り居の日記」という本。著者は同性愛者であるということを周囲に告知したら仕事が激減した。当時は今ほどLGBTの認識が広まっていなかった。女性独りで田舎住まいの生活を書いた日記。以下、十月五日の日記を抜粋。「私にできることといえば、瞬間瞬間を、一時間一時間を、生き続けることだけだ。小鳥に餌をやり、部屋を片付け、たとえ私の内部には築きえなくとも、せめて私の身の周りに、秩序と平和を創造することだ。」恐らく著者は常に孤独を感じ希死念慮や自殺願望を抱えながら生きていたのだろう。