【川崎長太郎】

作家を目指して上京。しかし、実らず帰郷。馬小屋同然のトタン屋根のボロ家で、裸電球に、みかん箱を机に「私小説」(ししょうせつ、わたくししょうせつ、どちらの読み方でも良いが、ししょうせつが一般的につかわれている)を書き続ける。そのかたわら、病気の母親の介護。「超低空飛行」な生き方がにじみ出た文体が、ノーベル文学賞作家「大江健三郎」に評価される。近年、古本愛好家からの人気が高い。