ハレー彗星

そのときだった、僕らの、頭上高くを、南西の、空のほうへと、まるで、ハレー彗星のような、淡い、透明に近いブルーの、残光が、けたたましい、爆音を、たてながら、物凄い、スピードで、僕らの上空を、走り去ったのだ。

そして、その、瞬間、僕らは、いつもの、ベッドの上で、重なり合うように、抱き合い、一緒に、そう、オルガズムを、むかえて、いたのだった。そして、二人は、ゆっくり、顔を上げ、そう、お互いの、瞳を、まん丸くして、ただ、ただ、みつめ、あって、いたのだ。

その瞬間だった、僕らの、ベッドの、まわりを、なんと、小さな、小人たちが、仲良く手をつなぎ合い、夢だけど、夢じゃ、なかった、夢だけど、夢じゃ、なかった、夢だけど、夢じゃ、なかった、、、

僕らは、ただ、ただ、その、小人たちを、