2020-10-26

先日、ある画材屋の地下でやっている個展に行ってきた。70代ぐらいの清潔感あるお爺さん画家が開かれている個展だった。壁にかかった絵はどれも素敵な抽象画だ。絵を一通り拝見させていただきお爺さん画家に挨拶をした。不思議な感じの方で口数は少なく終始目をじっと見つめられるのでこちらも目のやり場に困りドギマギしてしまった。「絵は描かれるのですか?」と質問されたので過去に描いていた時期があるが今は描いていないと答えた。話の流れから私がアルコール依存症者であり、入院した経験がある旨を伝えたら彼も統合失調症を抱えているとのことを打ち明けてくれた。お互い精神病者だとわかると自然と話も弾んだ。私にもう一度絵を描いてみてはどうか?と提案された。私も彼の絵を見ていたらまた絵を描いてもいいのかもしれないなという気がしてきた。今日も就労移行支援センターに通う。