【ソローの、異色作「メインの森」】

「森の生活」でおなじみの、ソローの異色作。「メインの森」。彼は、人間がより人間らしく生きるために、三、四年、俗世間を離れ、山深い森で独り、独居生活をされました。毎日の生活は、いたってシンプルで水鳥やリス、野ネズミ、魚と戯れながら日々の生活を送られました。そこには、本来、現代人が決して忘れてはならない、生きることへの真髄が隠されていました。一杯のコーヒーを飲むための労働さえ否定した生き方です。そう、かつて私達は、縄文時代そのような生き方をしていたのですから。決して、忘れてはいけませんよね。