令和2年8月6日(木)

4時起床。久しぶりに早朝目覚める。ビル・W著「アルコホーリクス・アノニマス」を再読する。この書籍はアルコール依存症者の回復のためのテキスト本みたいな書籍だ。AA(アルコール依存症者が集う自助グループ)に参加したら皆でこの書籍を読み合わせる。この書籍で示される12ステップを実践することで回復していったアルコール依存症者は数知れない。アメリカが発信なのだが今は世界中のアルコール依存症者に読まれている。ちなみに私は12ステップを一切実践していない。ただ、読み物として楽しんでいるだけだ。読書に飽きてきたのでビートルズのCDアルバムをかける。イエスタデイ、イエローサブマリン、ペニーレイン、オールニードイズラブを聴きながら歯を磨き顔を洗う。眉を整える。化粧水、保湿ジェル、日焼け止めクリームを塗る。古着のロンTに15年ぐらい履いている色落ちしたブルージーンズという格好。バンズのスニーカーを履きアパートを出る。外は涼しい。蝉の鳴き声。オレンジがかった雲。月。近所のコンビニで炭酸水を購入。ブログを書く。今日は午前中、先週月曜に訪問した「障がい者支援施設」に行く。無職の私が日中過ごす場所を職員に相談していたのだ。先日、職員と連絡がとれ、私の受け入れ先が見つかったとのこと。今日はその受け入れ先の説明をしてくれるとのこと。最近、少しづつではあるが生活のリズムができているように思える。しかし、自助グループに参加しなくなったらまた精神的に悪くなるだろう。私は世間一般の健常者と違い、精神病を抱えていることを忘れてはいけない。例え、酒を飲んでいなくても精神病者であることに変わりはない。自助グループへの参加や精神病関連の書籍を日々読み続けることでようやくふつうの人と同等か、少し下回る生活が送れるのだ。しかし、考えようによっては私はアルコール依存症で精神病院に入院してからというもの読書の幅が増えた。精神病に関する書籍にも興味を示すようになったからだ。入院する前はもっぱら小説や新書ばかり読んでいた。そういう意味で言えば病気になったお陰で趣味の領域が増えたとも考えられる。たしかに病気は悪いばかりではなく「宝」なのかもしれない。